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マレーシアに移住・留学を決めた人必見! 在マ生活で後悔しないために

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マレーシアに移住、または留学することを決めた全ての方へ。

マレーシアに何かを学びにくるのでしょうか?

それとも新しい人生をスタートするためですか?

 

そういうあなたにはこの記事を特に読んでもらいたいです。

 

この記事で知れること
  • マレーシアに住むにあたって知っておきたいこと(注意点)
  • 注意点の予防方法

 

経験談とそこから学ぶ注意点

いきなりですが、

 

最初に明言してしまうと、

 

マレーシアに住む際の注意点、つまりこの記事のトピックは、

 

 

記憶

です。

 

は?

と思う方がほとんどだと思います。

 

ですが僕はタイプミスしてないし正常稼動中です。

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混乱してるかもしれないあなたに

ひとつ、僕の体験談を。

 

僕がマレーシアに来て

観光して、ローカル文化に浸りきって、マレーシアを満喫して頃にですね、

ふと気がついたんですよ。

「あれ?僕チャイニーズニューイヤー二回経験してない?

 

僕の感覚ではまだ一年だったんですよ。大真面目に。

 

しかしながら現実では2年という月日が過ぎてました。

 

 

もうひとつ。

友達Aくんの誕生パーティーをやるためにそのAくんと材料諸々を買いに行った時の話なんですが、(そもそもAくんを連れてくこと自体間違ってる)

 

その時の会話で

「なんか僕数ヶ月前にもA誕生会やった気がするんだけど」

A「ん?ああ。間違ってないよ、12ヶ月くらい前に確かにやったよね」

「え?!もうそんなに前??A大きくなったな〜僕は嬉しいよう」

A「いつお前は俺の母さんになったんだ?」

という

 

本人をちょっと傷つけるかもしれないことを目の前で言う+ベタなコメディみたいやりとりが生まれました。

(今でもちょっと悪かったなと思います。)

 

これらは全てマレーシアの特性が関係しています。 

 

一体どういうことでしょうか。

 

マレーシアは一年中夏!

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環境的な面に関して、日本と違うのはやはりここでしょう。

 

日本では綺麗に四季が分かれているのに対し、

マレーシアでは四季がありません。(しいてあげるなら雨季と寒気くらいでしょうか)

 

これはこれは移住者・留学者にとっていい点にも悪い点にもなるわけですが、

この記事では悪い点ですね。

 

さて、、

 

四季がないということは、

まず記憶の時系列がごっちゃになります。

 

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専門的な話はしません。

ですが、日本で育ったあなたは、

特定の思い出を思い出すときにその時の天気や気温、周りの風景を頭の中でイメージしませんか?

 

例えば、

「友達と飲みに行ったあの夜は寒かった。地面は落ち葉だらけだったっけなー」

とか

「京都に旅行に行ったのは夏だったかな。緑色のイメージがある。」

など。

 

これらがマレーシアに来るとできなくなると考えてください。

 

「インターの初日は緊張したな。どんなんだったっけ?

確か夏っぽい感じがしたような(→マレーシアは一年中夏)」

レダン島に行ったのって8月だっけ。いや、1月だな。(→一年中夏だから予測できない)」

 

 というような感じです。

 

これだけならいいんですが、(いやこれだけでもよくないけど)

一年中周りの環境が同じなので

思い出同士が混ざり合います。

 

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例えば

レダン島でシュノーケリングしたよな。クラゲがめっちゃたんだよな。(→ランカウェイ)バナナボートにも乗ったし、(→ティオマン島)楽しかったなー!」

となります。

 

 

加えて、

 

一番悲しいことが、

 

ここでの”思い出せない”には「その時の感動」も含まることです。

 

思い出せない故に

その時の高揚、恐怖、自分の中の変化を忘れてしまうのです。

 

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反記憶喪失と言っても過言ではないかもしれません。

 

これらが影響して、

マレーシアではものすごいスピードで時間が過ぎていくのです。

 

イメージしやすいように僕の感覚を教えると、

「マレーシアでの2年が夏休み経ったの2回分」

くらいしかありません。

 

やばくないですか?

 

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予防方法

日記をつける

日記をつけましょう。

勉強ではないですが、

1日1日の出来事を文字に起こすだけでも脳への定着率は変わります。

おすすめは2年分とか3年分の書く欄がある日記です。

 

自撮りを心がける

写真として記録に残しましょう

「いきなり自撮りとか恥ずかしい!」

という人もいる思うので心がける程度で大丈夫です。

もちろん、「私はインフルエンサー!!」ぐらいの気持ちでやるのもありですね👍

 

流行りの音楽を聴く

四季の代わりになるものとして、

僕が実際に役に立ってるなと思うものが音楽です。

流行りを強制するわけではありませんが、

四季のようにどんどん変わっていくという面ではとても相性がいいと思います。

 

音楽を演奏する

 流行りの音楽を聴くというのと似ていて、

さらに思い出になりやすい版というところでしょうか。

僕はマレーシアに来てからギターを始めたのですが、

だいたい一年くらい前を思い出すと

ひまわりの約束」「かくれんぼ」「朝が来る前に」

を引いてる自分が脳で自動再生されます😂

lat-walk.hatenablog.com

 

まとめ

マレーシアに住む上で気をつけたいのが

記憶(思い出)の管理

四季のないマレーシアではあっという間に時間が過ぎ、ほとんどのことが記憶に残らない。

解決策として、

  • 日記
  • 写真
  • 音楽

 

良いマレーシア生活を!

 

関連記事 

lat-walk.hatenablog.com

 

 

マレーシア無料オンラインコミュニティ「マレーのとも」

マレーシアに来たはいいけど情報が手に入らない!掲示板が欲しい!出会いがない!

コミュニティ とかないの?

マレーシアのに行きたいけどTwitterじゃ気軽に聞けない!

というあなたへ。

単刀直入に。。

あります!

discord.gg

 

はいこれで解決!

とはまあならないかな。

説明が必要ですよね。

 コミュニティ について

特徴

まずこのオンラインコミュニティ を作った人曰く、イメージ・モットーとしては、

「空から情報が降ってくる公園」

だそうです。

 

キーワードは公園ですかね。

公園というのは人が暇な時とかに足を運ぶ場所です。

子供なら友達とそこで遊んだり、

又新たな友達をそこで作ったり。

大人なら、近所の人と親睦を深めたり、面白い情報・話を聞いたりして。

 

そういう場をオンライン上に

作ってしまおうということです。

まさに”オンライン上の公園”ですね!

 

つまり

年齢は一切問いませんし

そこで情報収集or出会いを求めるのもありです。

 参加する↓

discord.gg

創立日

2021年8月16日

結構最近ですねー

でもいろんな人は集まってきてます!

マレーシアの学生だったり、働いてる人だったり、お母さんだったり。

マレーシアに渡航予定の人も数名います。

 

創始者

おそらくあなたが一番興味ないであろう項目です。

創始者は、、、

 

このブログ書いてる人です。

 

創始者と言っても特に特別なことをやるわけでもなく

公園に座ってる優しいおじいさん

みたいな役割です。

  参加する↓

discord.gg

手順

1.マレーのともをクリック。

2.Dicordを持っていないならダウンロード。(Discordの用途は様々なのでこの機会に持っていない人は是非)

3.開いてメールアドレスとパスワードを設定。

4.終了

 

Discordを持っている方は手順1だけです!

 

持ってない方でも、

インストール時間含めて

おそらく二分で終わるでしょう!

是非!今!

 

最後に

完全無料ですし入った後気に入らなければもう近寄らなければいいだけです。

「人が少なそうだからやめよう」

とかではなく、

お金が減るわけでもなんでもないので

参加してみませんか?

 

参加してくれるととても嬉しいです。

新たな出会いが生まれるわけですから☺️

 

「人の集まるところに情報が集まり」ます。

「情報を発信する人のもとに情報が集まり」ます。

 

自らの手でコミュニティ を盛り上げて、

コミュニティ 内で有名人になるのもいいアイデアかもしれません!

 

人いてこその情報・繋がりです!

是非ご参加ください!

 参加する↓

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ディフェンスの乱れをつくセットプレイ 戦術分析 NBA Final Game4 Bucks編パート4

 

今日の1プレイ

ねらい

オィフェンス1人がディフェンス2人を抑えて1人フリーにするセットプレイの一つ。

相手ディフェンスにエラーを起こさせるプレイにも見えます。 

タイトル通り、

ディフェンスを乱れさせ、その隙をつくものだと思ってください。

 

なんですけれども、

おそらくそんな簡単にできるものではないと思います。

実際この1試合を通して2回このセットプレイを仕掛け”成功”と呼べるものはありませんでした。

オィフェンス2人を抑えるディフェンス(動画では17番)への負担が相当大きく、そのポジションにつくとしたらディフェンス専門体格差で解決できるタフな選手でないと厳しいでしょう。

解説

まず

このようなポジションです。

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22番が左サイドでボールを受け取った後、

21番が1番を下がらせ、左ゴール下へ走り出す。

同時に左サイドに移動中の17番が突然方向転換

3番にぶつかると同時に1番(黒線)にもスクリーンをかける。(黄色17番の動き)

17番が1人で2人のディフェンスを抑えてる白まる)。→21番は当然フリー

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言葉で説明するとシンプルに終わりますが、

先ほども言った通り、

17番のポジションの人の負担が大きくなります。

 

フィニッシュ

21番がパスを受けてゴールしたに向かった時、22番センターがブロックに来たので、11番シューターにキックアウト

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もし、

プレイヤーに決定力があるのなら

ゴール下で得点も全然アリ。

 

動画のシーンでは、キックアウトのパスが悪く、シューターが打てず、

最終的にトップからの3Pでした。

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3Pが入るか入らないかは置いといて、

理想はキックアウトが綺麗に決まることでしょう。

 

選択肢1

ディフェンスのレベル次第ですが、

もし通るのならば、

11番から中のもしくはアウトサイド に出る17番へのパスもありでしょう。(黄色線)

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選択肢2

もう一度動画を見て欲しいのですが、

21番の”ゴール下からキックアウト”という選択の代わりに、ディフェンスの意識が低い位置にあるため実はフリーな34番にパスが出せます。

(もともと34番のディフェンスが22番でその22番が21番についている状況です。)

 

34番が21番がボールを持つよりも前に動ければ(一歩くらい早く)、

22番の背中からパスできます。

そして34番(ビッグマン)が安全にゴール下(黄色線)

 

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おまけ

同じ形から別の事をしています。

応用はたくさん効きそうです。

参考までに。

関連記事  

 


 

 

 

オリンピック スペイン代表選手は?

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7月26日月曜日は..........

 

オリンピックバスケ〜!

日本 vs スペイン!

 

いやー楽しみですね!

しかも相手は世界ランキング2位!

強豪です。

 

そんなオリンピックバスケ初試合をもっと楽しむために、

スペイン代表選手の情報をまとめてみました!!

(日本代表については試合中に何度も解説されるだろうし皆さん知ってると思うので相手国代表だけです( ´ ▽ ` ))

 

スペイン代表メンバー

#4 Pau Gasol(C)

#5 Ruby Fernandez(SF)

#6 Serglo Rodriguez(PG)

#9 Ricky Rubio(PG)

#10 Victor Claver(F)

#13 Marc Gasol(C)

#14 Willy Hernangomez Geuer(C)

#16 Usman Garuba(C)

#20 Alberto Abalde(F)

#21 Alejandro(SF)

#23 Sergio Llull(G)

 

「って、メンバー書かれてもわからなーい💢😭」

という人もいますよね?

ということで、、

 

注目選手

#4 Pau Gasol

まずは4番、

Pau Gasol

NBA選手です。

 
 
 
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めちゃくちゃダンディーなおじさんです。

なんと!

驚くことに現在41歳だそうです。

41歳だからと言って侮れるわけでは全くなく、

215cmという巨体に加え、非常に高いスキル経験を持ち合わせています。

ゴール付近で驚異的な強さを誇るビッグマン。バリエーション豊富なシュートセレクションを持っており、状況に応じてフックシュートやドライブイン、またジャンプシュートで得点を量産する。ローポストからハイポストまで攻撃範囲が広く、スピードもあるため相手センターをゴール下から引きずり出しての1オン1にも強い。ヨーロッパ出身選手らしくフリースローを苦手にしていない(ただし3ポイントシュートは滅多に打たないが、決めることも可能)。パスセンスも高く、自らフィニッシュに行くと見せかけてフリーの味方に絶妙なアシストを送る。ディフェンス面でもリバウンド、ブロックショットの能力にも長けており、アンセルフィッシュで、汚れ役も厭わない。 by Wikipedia

 

 参考:パウ・ガソル - Wikipedia

読むからに手強そうですね。

  

その一方でセンターとしては細身な体系のためパワー勝負を弱点としている事や、メンタル面の弱さがプレーに影響する事も決して少なくなく、「ソフト」と揶揄される事も多い。by Wikipedia

参考:パウ・ガソル - Wikipedia

 

オリンピックの前だからか、

つい先日あがった動画を載せておきます。↓

 

確かに細身ですが

すごいですね。

それでも強敵そうです。

 

試合で日本が、

この壁のような男に対してどう立ち回ってくるのかに注目してみてください。

 

#9 Ricky Rubio

続いて、

現役NBAで活躍中のRicky Rubio

 すんごい優しそうな顔してますよね〜

 

と、そうではなくて、

 

192cmという恵まれた体格にしてPGを務める選手です。

パスに関してはもっと評価されてもいいと思っている選手で、

ヨーロッパではファンタジスタとも呼ばれているそうです。

 

19-20シーズンの動画です。

是非みてみてください。

 

#13 Marc Gasol

最後はこの男!

Marc Gasol

Gasol...Gasol?

そうです!

先ほど紹介したPau Gasol の兄弟で彼もまたセンター(C)

 

兄弟揃ってセンターですね!

 

しかも彼もまた兄と同じ215cmだそうです。

 

現在NBAレイカーズに所属しています。

 

 

 まさにですね。

 

彼に対しても同様、

 

日本選手が一体どのように攻めるのか。

また、どのように守るのか。

 

が見所です。

 

”1人で止める”のはとても難しくなりそうなので、

チームプレイが鍵となりますね!

 

まとめ

スペインは世界ランキング2位で、NBA選手・元NBA選手を合わせて5人抱えています。

選手のサイズも大きく

日本が対抗するには彼らを抑えるチームプレイが大事になってきます。

 

日本vsスペインは7月26日月曜日です。

 

みんなで楽しみましょう!!

相手ビッグマンを釣り出す! 戦術分析 NBA Final Game4 Suns編パート3

”戦術を学ぶ”ということはチームとしてのオプションを増やすということです。

特にバスケは考えるスポーツなので、

監督やコーチの方はもちろんなんですが、

プレイヤー自体も”戦術”を考えてプレイできるようになって欲しいです。

 

 

今回の1プレイ

ねらい

動画では、3Pをフリー打つシュータープレイに見えますが、

本来は

ミスマッチを使って

ゴール下の得点を狙うセットプレイです。

また、相手のセンターを引きずり出すことができるのが大きいポイントです。

ミスマッチを使うので、敵味方ともにスペースがあり、選手間の距離が大きい方がやりやすいでしょう。

解説

まずボールマン(3番)のディフェンス(5番)にセンター(22番)がスクリーンをかけにあがります。

3番がスクリーンを使って図のようにハイポストへ

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スクリーンによってスイッチが起こっているのでセンター22番の元ディフェンス34番がガード3番につきます。

が、

ここで低い位置にいた1番が34番にスクリーンをかけスイッチを起こさせます。

(1番のディフェンスが3番に、34番が1番につくことになる。)

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その後、

一番はビッグマン(センター22番のディフェンスだった34番)を連れてトップに上がります。

ビッグマンをペイントエリア内から遠ざける

同時に、

最初スクリーンをかけてミスマッチ有利になった22番がペイント内に走り込みます。

(ディフェンスはガード3番のディフェンスだった5番)

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状況をまとめますと、

ディフェンス側ビッグマンは外に釣り出されているのにもかかわらず、

オフェンス側ビッグマンはペイント内

しかもディフェンスはPGのディフェンダーでミスマッチ。

 

フィニッシュ 

動画のシーンでは、ディフェンス24番がヘルプに入ったため、

シューター23番にパスしてフリーで3Pという流れでした。

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が、

ヘルプがなければセンターへのパスから安全にゴール下も取れますし、(黄色線)

もし21番がヘルプに行ったのなら3番が直接決めることもできます。(黒線)

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9番がよってきたら22番の3Pでもいけます。

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ある程度選択肢があるので、

ここは周りが見えててディフェンスに柔軟に対応できるPGの能力が求められます。

 

加えて、

ディフェンス側のセンターが高い位置にいることから、

3P後のリバウンドが狙えるのも大きいでしょう。

 

関連記事

 

 

弱点ディフェンダーを突く! 戦術分析 NBA Final Game4 Suns編パート2

「戦術分析 NBA Final Game4 Suns編パート2」

ということで早速やっていきます!

今回の1プレイ

 

ねらい・使いどころ

イメージとしては1人のディフェンスを攻めるといったところでしょうか。

相手(ディフェンス)がマンツーマンでなおかつスイッチディフェンスの体勢の時に最も効果があります。

ディフェンスの下手な相手選手を狙えば相乗効果を生むでしょう。

最終的に1人のディフェンスを遅らせ体力を削ることができれば成功と言えます。

解説

動画が始まった直後の

0:00秒のシーンで止めてみて欲しいのですが、

図で表すとこのようなポジショニングです。

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最初に言ってしまうと、

このセットプレイの標的はディフェンス17番です。

まず1番がトップに上がってきます。

そこでボールを受け取り、元ボールマン(99番)に手渡しでもどす。

(ここでスイッチがおこる)

その後99番は右サイドの3番に向かいながらパスし、21番(3番のディフェンス)にスクリーンをかけに行く。

(ここでまたスイッチがおこり、17番はまたボールマンにつく)

99番が中央(または右サイド)に行く過程で、22番はスイッチ後のディフェンス(17番)にスクリーンをかける。

 

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3番は左サイドへと図のように切り込んでいき、途中で、22番が17番にまたスクリーンをかける。

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こんな感じです。

 

 

フィニッシュ

上の図を見るとわかるように、

22番がスクリーン後中に入ったため、

3番、22番対11番の

2体1の状況が作られているのが分かります。

今回は11番が下がったのでジャンプショットを3番が打ちましたが、11番が出てきた場合には、ペイント内の22番にパスしてゴール下の得点が取れます。

また左サイドの34番がヘルプに来て、もし1番のポジションの選手が3Pを打てるのならキックアウトしてもいいでしょう。

 

ディフェンスの動き

 

最後のスクリーンでディフェンスがつまずいているのが分かります。(上の図の黒線で囲われた部分)

 

ディフェンスの動きだけを表すとこんな感じです。

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スイッチ2回

スクリーン受け2回

 

ですね。

なおかつ、スイッチのせいでこのターゲットのディフェンス(この場合は17番) はずっとーボールマンについていくことになります。

これセットプレイはスピードが大事で、

スピードに乗ってやれば、

ディフェンスの下手な人ままずついてこれないでしょう。

 

 

 

まだまだ続きます。

次はパート3です。

 

関連記事

 


 

センター起点! 戦術分析 NBA Final Game4 Suns編パート1

ここでは主にバスケの”戦術”に関する内容を発信していきたいと思います。

あくまで学ぶのは”戦術”ですので、

「カリーがすごーい」

「ハーデンがすごーい」

という感じではありません。

7月15日に行われたNBA Final Suns vs Bucks Game4のパート1ということで1プレイ解説をやっていきます。

 

それでは早速初めていきます。

 

目次

 

今回の1プレイ

 

パスチョイス

 始まって一番初めのSunsによる攻撃です。

 

 

 3番が22番にボールを渡したあと、

25番(シューター)が外に出ます。

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その後、1番はデフェンス17番を連れて外に、と同時に99番は一瞬だけですがペイント内に入ろうと下がります。(パスも要求しています。)



この時点でボールマン(22番)の選択肢としては2つ

1つは

ペイントないから上がってきた1番にボールを渡すこと。(その後17番にスクリーンをかけること。)

もう一つは

ペイント内に向かった99番へパスを出すこと。

です。(黄色いパス線)

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このシーンでは、1番にボールを手渡しました。(スクリーンもかけている)f:id:lat_walk:20210719171847p:plain

 

ではなぜか?

なぜ99番ではなかったのか?

少し考えてみましょう。

 動画を見返すと、22番は最初から1番に渡すつもりだったように見えますし、

99番もあくまでフェイントという感じに見えます。

それらも含め、

99番にパスを出さない要因としては、

 

  • デフェンスがヤニス(34番)という身体能力おばけだった
  •  加えてビッグマン

 

でしょうか。

あのポジションだとパスは上からで、カットされてた可能性があります。

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また、パスが通っても、34番がいるので99番は楽に決められるというわけではなさそうです。

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フィニッシュ

 1番の「ジャンプショット」という選択について話していきたいと思います。

 

まず1番がボールを受け取った時点で、

22番のスクリーンによって1番のディフェンス17番は遅れてます

その後22番がペイント内に入ります。

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この時ディフェンス77番はどちらかというと22番に意識を向けていて、ディフェンス下がり気味。よってペイント内への侵入またはパスはない

さらにシューター25番へのパス22番が依然としてシューターに意識が向いてる状態なのでなし

よって、

ジャンプショットを選択。

 

おまけ

また、

別の選択肢(ないしは打てなかったときの)として、

右サイドから上がってきてる99番にパスからの3Pがあります。

この99番の動きは個人的にとても大事だと思っていて、ディフェンスドラッグと呼ばれるものらの組み合わせのような動きで、

この場面では1番が「打てなかった時のサポート」をかねてディフェンスに戻っています。

 

G/PGなどの「リバウンドに行っても勝てない」ていう小さい選手はこれ当たり前のようにするんですが、ある程度大きい選手(SF/F/C) だと、リバウンドとろうとリングに向かってしまうんですよね。

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これリターンは状況次第ですが基本的にハイリスクで、

リバウンド取れなかった場合って簡単に速攻されてしまうんですよ。

 

理由はといいますとトップに誰もいなくて、いたとしてもGまたはF1人だからです。

 

別の場面も見てみましょう。

 

ここでも1番が切り込んでいったあと、99番がドラッグという動きをしています。

 

 

 

いかがだったでしょうか。

よければパート2もどうぞ。

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