弱点ディフェンダーを突く! 戦術分析 NBA Final Game4 Suns編パート2
「戦術分析 NBA Final Game4 Suns編パート2」
ということで早速やっていきます!
今回の1プレイ
ねらい・使いどころ
イメージとしては1人のディフェンスを攻めるといったところでしょうか。
相手(ディフェンス)がマンツーマンでなおかつスイッチディフェンスの体勢の時に最も効果があります。
ディフェンスの下手な相手選手を狙えば相乗効果を生むでしょう。
最終的に1人のディフェンスを遅らせ、体力を削ることができれば成功と言えます。
解説
動画が始まった直後の
0:00秒のシーンで止めてみて欲しいのですが、
図で表すとこのようなポジショニングです。
最初に言ってしまうと、
このセットプレイの標的はディフェンス17番です。
まず1番がトップに上がってきます。
そこでボールを受け取り、元ボールマン(99番)に手渡しでもどす。
(ここでスイッチがおこる)
その後99番は右サイドの3番に向かいながらパスし、21番(3番のディフェンス)にスクリーンをかけに行く。
(ここでまたスイッチがおこり、17番はまたボールマンにつく)
99番が中央(または右サイド)に行く過程で、22番はスイッチ後のディフェンス(17番)にスクリーンをかける。
3番は左サイドへと図のように切り込んでいき、途中で、22番が17番にまたスクリーンをかける。
こんな感じです。
フィニッシュ
上の図を見るとわかるように、
22番がスクリーン後中に入ったため、
3番、22番対11番の
2体1の状況が作られているのが分かります。
今回は11番が下がったのでジャンプショットを3番が打ちましたが、11番が出てきた場合には、ペイント内の22番にパスしてゴール下の得点が取れます。
また左サイドの34番がヘルプに来て、もし1番のポジションの選手が3Pを打てるのならキックアウトしてもいいでしょう。
ディフェンスの動き
最後のスクリーンでディフェンスがつまずいているのが分かります。(上の図の黒線で囲われた部分)
ディフェンスの動きだけを表すとこんな感じです。
スイッチ2回
スクリーン受け2回
ですね。
なおかつ、スイッチのせいでこのターゲットのディフェンス(この場合は17番) はずっとーボールマンについていくことになります。
これセットプレイはスピードが大事で、
スピードに乗ってやれば、
ディフェンスの下手な人ままずついてこれないでしょう。
まだまだ続きます。
次はパート3です。
関連記事